
太ももやふくらはぎは、体型の印象を大きく左右する身体のパーツですよね。
いわゆる筋肉太りに悩んでいる方は、太ももやふくらはぎが気になっているのではないでしょうか。
「脚やせしたいけれど、ヨガって効果があるのかな…?」
ヨガで筋肉太りは解消できるのか、太ももやふくらはぎを引き締められるのか、について解説します。
目次
ヨガで筋肉太りを解消できる?
結論からいうと、ヨガで筋肉太りは解消できると考えます。
まずは筋肉太りの原因とその解消方法を知りましょう。
筋肉太りの原因
昔は部活などでハードな運動をしていた、今はやっていないけれど、がっちり体型でたくましい脚だけが残っている…こんな状態が筋肉太りの典型ではないでしょうか。
瞬発力をきたえるような運動を本格的にやっていると、筋肉が発達し、大きくなります。
運動をやめると、大きくなった筋肉の間には脂肪や老廃物が蓄積されてしまいます。
その結果、太ももやふくらはぎの見た目は運動していた頃のまま、中身が筋肉から脂肪へと変わっているのです。
外側には筋肉が残りつつ、内側に脂肪をためこんでいる状態ですね。
太ももやふくらはぎをさわってみると、硬いのが筋肉太りの特徴です。
筋肉太りの解消方法
筋肉太りを解消するためには、硬くなった筋肉をほぐして血流を改善することが必要です。
血流がよくなると、たまった老廃物が排出されやすくなり、脂肪が燃焼されやすくなります。
筋肉をほぐすためには、ストレッチが有効です。
また、痩せるためには脂肪を燃焼しなければなりません。
脂肪を燃焼するためには、筋肉が必要です。
筋肉太りに悩んでいる人に筋肉をつけましょうというのは矛盾しているように聞こえるかもしれません。
鍛えたら筋肉が大きくなって筋肉太りが加速するのではと心配になってしまいますよね。
ですが、筋肉には鍛えて大きく太くなるものと、そうでないものがあります。
太ももやふくらはぎが大きくなったのは、身体の表面に見える筋肉、アウターマッスルを鍛えた結果です。
アウターマッスルは、瞬発力を鍛えるような運動によって発達し太くなる筋肉です。
これに対して、身体の奥の方にある筋肉、インナーマッスルは、鍛えても太くはならない筋肉です。
インナーマッスルを鍛えると、見た目はがっちりにならないけれど、筋肉量がふえて脂肪の燃焼をふやすことができるというわけです。
ヨガで筋肉太りが解消できる理由とは?
ここまでで、筋肉太りの解消に必要なのは、次の2点ということがわかりました。
・硬くなった筋肉をストレッチでほぐして血流を改善する
・インナーマッスルを鍛えて脂肪を燃焼する
ヨガをすることでこの2点を満たせれば、ヨガで筋肉太りを解消できるということになりますね。
ヨガにストレッチの要素があることは、広く知られているのではないかと思います。
ヨガは呼吸を意識しながら筋肉を伸ばしていきます。
呼吸とともにストレッチを行うことで、筋肉はリラックスした状態になり、ほぐれていきます。
硬くなっている筋肉を無理やり伸ばしてしまうと筋肉を傷めてしまいかねませんが、ヨガは呼吸を意識するためそのような心配がありません。
ヨガをすることで、ストレッチの効果を最大限に得ることができるでしょう。
また、ヨガは有酸素運動です。
有酸素運動は、酸素をとりこんで筋肉を動かし、糖や脂肪を燃焼する運動です。
身体の奥にあるインナーマッスルは、有酸素運動によって鍛えることができるといわれています。
ヨガをすると、太くならないインナーマッスルを鍛えて脂肪を燃焼することができるようになるのです。
このように、ヨガはストレッチとインナーマッスルの強化を同時に行うことができるバランスの取れたエクササイズであり、筋肉太りの解消に必要な要素を満たしているといえます。
ヨガで太もも、ふくらはぎを引き締める!
ヨガで筋肉太りを解消できることをご説明してきました。
ただし、なんとなく呼吸をしている、形だけポーズを真似する、といったやり方ではヨガをしていても筋肉太り解消の効果を感じられないかもしれません。
太ももやふくらはぎを引き締める目的でヨガをするなら、効果を得るために意識すべきことがあります。
太ももを引き締めたいなら内側を意識する
太ももが太く見えるのは、太ももの外側が発達して大きくなっていることが原因と考えられます。
太ももを引き締めたいのなら、外側ではなく、内側の筋肉を意識しましょう。
太ももの内側には内転筋という筋肉がありますが、日常生活で意識して使う機会はあまりないのではないでしょうか。
内転筋は股関節を内側に向け、骨盤を安定させる働きをする筋肉です。
太ももの外側ばかり使っている人は、股関節が外側に向いてしまい、X脚やO脚になってしまう傾向にあります。
内転筋を鍛えると、股関節を中間の位置に戻すことができ、また内側と外側の筋肉のバランスが整うので、引き締まったまっすぐな脚を手に入れることができます。
ヨガでは、立って行うポーズのときに太ももの内側を意識すると内転筋の強化に効果的です。
太ももの外側の筋肉の方が使い慣れているので、ついそちらを頼りたくなってしまいますが、太ももを引き締めるためには、内側を意識することが大切です。
ふくらはぎの引き締めは骨盤がカギ
ふくらはぎが太くなってしまうのは、筋肉のつき方のバランスが悪くなっていることが原因と考えられます。
骨盤にゆがみがあると、それが姿勢のゆがみにつながり、ひいては使う筋肉のバランスが崩れることになります。
ヨガでは、主にストレッチ系の座って行うポーズのときに、骨盤を立てる意識をもっておくと骨盤を正しい位置に戻すことができます。
また、ふくらはぎの筋肉は使用頻度が高いので、疲労で凝り固まってしまいがちです。
凝り固まった筋肉をほぐすためにも、ストレッチ系のポーズは有効といえるでしょう。
骨盤にゆがみがあると、骨盤を立てた状態でポーズを深めることができません。
最初はつらいかもしれませんが、ポーズが深められなくても、骨盤を立てた状態を意識して行うことで、少しずつ骨盤を正しい位置に戻していくことができます。
太ももやふくらはぎが太く大きくなってしまい、なかなか細くならないのは、日常的に使い慣れた筋肉ばかり使っていて、使う筋肉のバランスが悪くなっているからです。
筋肉の使い方や骨盤の位置を意識しながらヨガをしていると、姿勢が改善されます。
日常生活でも今まで使っていなかった筋肉を使えるようになり、その結果、筋肉のつき方が変わって体型に変化が現れるでしょう。
ヨガで筋肉太り解消まとめ
ヨガと筋肉太りについて、ここまでのまとめです。
筋肉太りの原因と解消方法
筋肉太りは、一度筋肉がついた場所に脂肪がついて太って見えている状態です。
筋肉太りの解消にはストレッチとインナーマッスルの強化が必要になります。
ヨガで筋肉太りを解消できる理由
ヨガには呼吸とともに筋肉をほぐせるストレッチ効果があります。
ヨガはインナーマッスルを鍛えることができる有酸素運動です。
ヨガで太もも、ふくらはぎを引き締めるために
立って行うポーズの時は、太ももの内側を意識しましょう。
座って行うストレッチ系のポーズの時は、骨盤を立てる感覚で行います。
ヨガには筋力が必要です。
でも、ヨガのインストラクターは、皆さんスリムで引き締まった身体をされていますよね。
ヨガをすると引き締まった身体を手に入れられるという証拠だと思いませんか?
正しいやり方で、必要な筋肉をつけていけば、筋肉太り体型は変えられると思います。
継続が必要なので、すぐに結果はでないかもしれませんが、あきらめずにコツコツと取り組んでいただきたいです。