
年齢とともに気になり始めるのが、お腹周り、腰回りについてしまったお肉です。
一度つくとなかなかとれないのも、お腹周りや腰回りのお肉のやっかいなところ。
ヨガはダイエットにいいと聞いたものの、お腹周りや腰回りも引き締められるのでしょうか?
そんな疑問にお答えします。
目次
お腹周り・腰回りはヨガでダイエットできる?
年をとると、体重よりも体型が気になってくるものです。
とくに女性は、出産後に体型が変わることが多いですよね。
ふと鏡を見た時に、あまりの体型の変わりっぷりに絶望することも…。
しかも以前なら少し運動量を増やしたり、食事を減らしたりすれば簡単に痩せられたのに、だんだんちょっとやそっとの努力では痩せられなくなってきます。
とくにお腹周りや腰回りのお肉は、並大抵のことではなくなってくれません。
しかし、そんなお悩みを抱える人にこそ、おすすめしたいのがヨガです。
ヨガにはお腹周りや腰回りに効くポーズがあり、続けることで少しずつ体型が変わっていきます。
体重を減らしたいというよりは、体型を変えたい、引き締まったお腹とすっきりとしたウエストのラインを手に入れたいと思っている人にぜひ試してほしいです。
お腹周り、腰回りの引き締めにどうしてヨガをおすすめするのか、その理由を解説します。
お腹周りがヨガで引き締まる理由は?
年をとると、基礎代謝が下がります。
これが、年とともにいろいろなところにお肉がつきはじめる原因です。
基礎代謝とは、生きていくために必要なエネルギーで、何もしなくても消費するカロリーのことです。
何もしなくても消費できるカロリーが少なくなっているなら、運動して消費カロリーを増やすか、食事を見直して摂取カロリーを減らしていくしかありません。
ただ、やっかいなことに、運動して食事に気を使っても、体型のくずれは改善しない場合があります。
体型のくずれの象徴ともいえるのが、ぽっこりと出た下腹ではないでしょうか。
これは、腹筋が衰えたために内臓を支えきれなくなり、内臓が前に出てしまっている状態です。
単に消費カロリーと摂取カロリーの調整をするだけではお腹周りのたるみは解消しません。
鍛えるべきところを鍛えないといけないということですね。
それなら腹筋運動をするしかないのか…となりそうですが、ちょっと待ってください。
腹筋運動では、確かに腹筋に直接働きかけ、鍛えることができます。
しかし、腹筋をはじめとする筋トレは、無酸素運動です。
無酸素運動は、短時間で行う負荷の高い運動のことで、エネルギーを生み出すのに酸素を使わない運動です。
筋肉量をふやすことで基礎代謝は上げられますが、酸素を使って体内の脂肪をエネルギーに変える有酸素運動の方が脂肪の燃焼には効果的といわれています。
また、腹筋運動は動きが単調なので、結果が出るまで続けるのはけっこう大変です。
これに対して、ヨガは有酸素運動です。
筋肉量をふやして基礎代謝を上げるだけでなく、腹筋運動よりも体内の脂肪を燃焼することができます。
ヨガには腹筋を使って身体を支えるポーズが多くあります。
下腹だけでなく脇腹を使うポーズもあるので、腹筋全体をバランスよく鍛えられます。
腹筋を使うポーズにはいろいろな種類があるので、飽きずに楽しみながら続けることができるでしょう。
腰回りがヨガで引き締まる理由は?
腰回りにお肉がつく原因
脂肪が腰回りにたまってきてしまうのは、骨盤のゆがみと筋力の低下が原因と考えられます。
骨盤のゆがみは、主に姿勢のゆがみからくるものです。
姿勢が悪いと骨盤の位置がゆがみ、使う筋肉のバランスがくずれてしまうので、腰回りに脂肪がたまってしまいます。
現代人はスマホやパソコンなどを使うため前傾姿勢でいることが多く、猫背になりやすいですよね。
このようなゆがんだ姿勢が日常化することによって、骨盤は傾いてしまいます。
出産をすると、骨盤が開くので、やはりゆがんだ状態となります。
脂肪をたまりにくくするためには、骨盤を立てて、腰回りの筋肉をバランスよく使えるようにすることが必要です。
また、腰回りのお肉は、日常生活で腰回りの筋肉を使わないために筋力が低下し、それに加えて基礎代謝が下がっているために脂肪が増えていくという、負のスパイラルの産物でもあります。
姿勢の悪さは骨盤のゆがみを招くとご説明しましたが、姿勢が悪いと背面から腰回りの筋肉が凝り固まってしまうことも、脂肪をためこみやすくなる要因です。
ヨガで腰回りの引き締め対策
ヨガでは、とくに座って行うポーズの時に骨盤を立てることを意識します。
骨盤を立てた状態がわかってくると、日常生活でも意識できるようになり、姿勢が改善されるはずです。
その結果、脂肪をためこみにくくなるので、腰回りのお肉を減らすことができるでしょう。
ヨガをすると、普段あまり意識することのない背面の筋肉を伸ばすことができます。
さらに、腰回りから身体をねじるポーズがあるため、腰回りの筋肉をしっかりと動かすことができます。
筋力を強化するためには、ストレッチをして筋肉を伸ばすことも必要なのですが、ヨガは筋力を使う動きとストレッチを一緒に行うので、効率的に筋力を強化できます。
お腹周りと腰回りを引き締めたいあなたに送るアドバイス
お腹周りと腰回りの引き締めに必要なこととヨガが役立つ理由をご説明しました。
ヨガでお腹周りと腰回りを引き締めることは可能です。
ですが、筋力をつけたり、姿勢を改善したりすることは、すぐには実現しないということは覚えておいてくださいね。
コツコツと続けて少しずつ結果が見えてくるものなのです。
結果を実感するためには、鏡で自分の体型をこまめにチェックすることがおすすめです。
見たくないかもしれませんが、ヨガをするのがちょっと面倒だなあと思う時に鏡を見ると、モチベーションが上がります。
とくに自分のうしろ姿は、あまりチェックする機会がないのではないかと思います。
自分が改善したいと思う部分をしっかりと直視して、その部分を意識してヨガをやってみましょう。
お腹周りや腰回りが引き締まってくるのがわかれば、さらにモチベーションが上がって頑張れます。
お腹周り・腰回りはヨガでダイエットまとめ
ヨガでお腹周りと腰回りのダイエットはできるというのが結論です。
ここまで解説してきたことをまとめます。
お腹周り・腰回りの引き締めに必要なこと
お腹周り・腰回りの筋肉をつけることが必要です。
筋力をつけることで基礎代謝を上げ、消費カロリーを増やします。
骨盤のゆがみを直して脂肪をためこみにくい身体にしましょう。
お腹周り・腰回りの引き締めのためにヨガでできること
腹筋や背筋を使うポーズで、お腹周り・腰回りの引き締めに必要な筋肉を鍛えることができます。
筋力を使うポーズとと一緒にストレッチになるポーズもあるので、効果的に筋力をつけられます。
骨盤を立てることを意識してポーズをとると、骨盤の位置を戻してゆがみをとることができ、その結果お腹周り・腰回りに脂肪がたまりにくくなります。
お腹周り・腰回りの引き締めにヨガは効果があります。
もちろん、筋トレとストレッチでも引き締め効果は得られるでしょう。
ですが、ヨガなら筋トレとストレッチの両方の要素がひとつのセッションに入っているので、個別に行う必要がありません。
それに、ヨガにはリラックス効果もあります。
ストレスをためずにお腹周り・腰回りの引き締めができて効率的だと思いませんか?
ヨガを続けていれば、少しずつ体型の変化を感じられるはずです。
きっと鏡を見るのが楽しみになりますよ。