
ヨガとピラティスの違いってなかなか分からないという方も多いのではないでしょうか?
またヨガとピラティスのどちらを始めたいけれど、ダイエットが目的ならどっちの方が効果があるのかも気になりますよね。
私もインストラクターをしている中で生徒さんから大変多いこの質問。
どちらも今大変注目されているエクササイズですね☆
私が実際どちらもおこなってみた結果の効果やオススメポイントをお伝えさせて頂きます!
目次
ヨガとピラティスの違いは?
どちらも使っていく筋肉は一緒ですが大きく違う点は、ずばり「呼吸法」です!
良く耳にするのは、「腹式呼吸」と「胸式呼吸」かと思います。
呼吸法が異なることにより、使っていく神経が変わってくるのです。
では、ヨガとピラティスで主に使っていく呼吸法について説明していきます。
【ヨガ】
様々な呼吸法がありますが、主流は「腹式呼吸」です。
鼻から吸ってお腹を膨らませ、鼻から吐いてお腹を凹ませていきます。
この腹式呼吸は、副交感神経を優位にさせる働きがあるので、リラックス効果が高まります。
筋肉を緩めたいときにオススメの呼吸法です。
【ピラティス】
ピラティスの主流の呼吸法は、「胸式ラテラル呼吸」です。
鼻から吸って肋骨を左右に広げ、口から吐いて肋骨を中にしまいこみ更にお腹を凹ませます。
※ピラティスの呼吸法は常にお腹は凹ませたままです。
この胸式呼吸は、交感神経を優位にさせる働きがあるので、体は活発的になります。
体を目覚めさせたいときや筋肉を鍛えたいときに効果的な呼吸法です。
このように互いに効果的な呼吸法を取り入れて体を動かしエクササイズをしています。
ヨガのダイエットへの効果とは?
ヨガの特徴的な効果とダイエットについて説明します★
脂肪燃焼効果アップ
比較的ゆったりした動きですが、体の深部にあるインナーマッスルを働かせる為、体の内側から熱が生まれます。
また内臓を本来の位置へ戻す効果もある為、内臓の働きが活発になり基礎代謝が上がります。
基礎代謝とは、何もせずじっとしている状態でも脂肪を燃焼してくれる効果です。
この基礎代謝は約20歳をピークに高くなり、そこからはゆっくりと下がっていき、40歳ごろに急激に落ちていきます。
「年々、痩せにくくなってきた。」「こんなところに脂肪ついてなかったのに…」
こんなことありませんか?
年齢とともに衰えていく基礎代謝をキープしていくことがダイエットには非常に重要なポイントです!
基礎代謝は、性別・年齢・体格によって異なりますが、30歳までは1日あたり男性は約1500kcal、女性は約1200kcalと言われています。
さらに基礎代謝の約6割は内臓の働きによるもの!残りの4割は全身の筋肉の働きによるものです。
ですので、ヨガで筋肉を働かせ内臓を元の位置に戻し、呼吸法でさらに内臓を刺激することで基礎代謝アップに繋がり脂肪燃焼効果がアップします!
姿勢改善
姿勢改善とダイエット?と思われるかもしれませんが、ダイエットに必要不可欠なのは体の歪みを直すところか
らです!歪んだ状態で運動をすると、本来使われるべき筋肉にアプローチをかけにくくなる為、自分が思い描く
理想のボディラインとは遠ざかっていくかも・・・。
例えば、くびれが中々できない。上半身ばかり痩せていく。しなやかなラインにしたのにムキムキになってる…。
これはほとんどの原因が体の歪みからくるものです。
なので、ダイエットを行う際には自分の姿勢をしっかり意識して行いましょう!
上記でもでているようにインナーマッスルを鍛えることで背骨を支えてくれる筋肉が働くため姿勢改善できます。
自律神経が整う
現代人に乱れがちな自律神経。
自律神経が乱れることで、女性がとくに気になるのが、むくみ!!
実は女性の1番多くは「むくみ太り」です!
体の中で約3kgは余分な水分や老廃物によるむくみ太りと言われています。びっくりですね!
むくみとは、体の中に老廃物や余分な水分が溜まった状態。
原因としては、運動不足、冷え、ストレス、食事の偏り、自律神経の乱れなどが挙げられます。
ヨガで着目したいのは、ずばり自律神経!
呼吸のお話で出たようにヨガは腹式呼吸を大切にしているので副交感神経が優位になります。
現代人はせわしい日常の中で交感神経が優位になっている人が多い為、自律神経の乱れの原因に繋がります。
そこでヨガを行い自律神経をバランス良く保つことでむくみが解消されていきます。
私も経験しましたが、仕事でストレスがすごかった時はむくみがひどく悩んでいましたが、ヨガをするとすんなりむくみが楽になり、周りからも言われるくらいでびっくりしました!
それだけ人間の体は敏感なのですね…。
ピラティスのダイエットへの効果は?
ヨガと似たような効果もありますので、ご覧ください★
※脂肪燃焼効果に関しては、ヨガと同じ効果です!
姿勢改善
ヨガでもこの効果はありますが、私が感じるにピラティスの方が効果は早いかと感じます。
というのも、ピラティスは元々リハビリで使われていたエクササイズなのです!
体1つ1つの構成を丁寧に見て、部分的にアプローチをかけるという要素が強いのがピラティスだと感じます。
私は実際ピラティスで腰痛が改善しています。
またしっかりとインナーマッスルにアプローチをかけることで体の軸が安定してきます。
私は1回ピラティスを行っただけでも足の踏み込みの強さが変わってびっくりしましたよ!
肋骨が締まり、お腹が凹む
すごく魅力的なワードですね!(笑)
呼吸法の部分でもお伝えしたように、ピラティスの呼吸法は吐く息でしっかり肋骨とお腹を締めていきます。
このピラティス呼吸を行うことで腹圧をかけその圧を保った状態で体を動かします。
ということは、常にインナーマッスルを働かせている状態で体を動かす為、体の軸が安定した状態で効率よく鍛えることはできるというわけです。
また、日常生活の姿勢や癖により肋骨が開いてくると呼吸が浅く代謝が下がり痩せにくい原因になります。
また、中々くびれができない!とお悩みの方は大抵肋骨が横に開いています!
お腹を凹ませたい方や、くびれをつくりたい方はピラティスはとってもオススメです!
ピラティスを始める前の注意点
ヨガの時にもお話しましたが、体が歪んでいる状態でピラティスを行うと逆に体を痛めてしまうことがあります。
ピラティスはヨガに比べ筋トレ要素が多い為、とくにマットの上で行うピラティス(=マットピラティス)は自重トレーニング(自分の体重を使って行っていくトレーニングのこと)になりますので、さらに体を痛める危険性が上がります。
ピラティスを初めて行う場合は、一人でやるのではなく、ピラティスの知識のあるインストラクターさんの元行って体の使い方がある程度わかるようになってから一人でやることをオススメします!!
ヨガとピラティスでダイエットにはどっちが効果ある?
どちらも効果はありますが、自分のなりたい体のイメージをしてみてください。
ほどよく筋肉ほどよく脂肪がついている、しなやかな女性らしい体のラインを作りたい➡ヨガ
体重より見た目重視!お腹の筋肉を割りたい、線をつくりたい➡ピラティス
簡単にゆえばこんなイメージかなあという感じです。
ヨガは比較的ゆったりした動きなので、激しい運動が苦手な方でもチャレンジしやすいです!
むくみがひどい方や日常的にストレスが多い方は、ヨガをオススメします!
ピラティスは、私の経験上結構きついです(笑)じわじわと奥の筋肉に聞いてくる感覚があります。
筋トレが好きな方、早く効果を出したい方はピラティスをオススメします!
私の1番のオススメは2つ組み合わせて行うこと★
ピラティスでしっかり筋肉を鍛えて、ヨガで緩める。これが経験上1番引き締まります!
ヨガも緩めるものもあれば、鍛えていくレッスンもあります。
ピラティスはマットだけではなく、最近はマシーンで行うものも注目されています。
マシーンピラティスは、さらに関節を安定させた状態で行えるとのことですので、私も気になっています!
皆さんが気になるものにチャレンジしてみることがまずダイエットへの一歩だと感じます!
何事も無理は禁物です!より皆さんにとって効果がでるエクササイズに出会えることを願っています!
楽しみながら一緒にダイエットがんばりましょうね★