
ヨガスタジオは、多くの場合、レベル別にクラスがわかれています。
ヨガをはじめたら、まずは初心者クラスに入りますよね。
では、初心者クラスはいつまで続けたらよいのでしょうか?
ヨガ初心者は何をもって上達したといえるのでしょうか。
このような疑問にお答えします。
目次
ヨガ初心者クラス、中級者クラス、上級者クラスの違いは?
ヨガ初心者クラス、中級者クラス、上級者クラスの違いは、大まかにいって運動量と、ポーズの難易度の違いです。
ヨガスタジオによって内容は違いますが、各レベルの特徴について詳しく解説します。
ヨガ初心者クラスの特徴
初心者クラスは、ヨガをはじめたばかりの人でもついていける構成になっています。
インストラクターがそれぞれのポーズについて詳しく解説してくれます。
動きに入る前にポーズの効果やコツ、呼吸の方法を教えてくれたり、お手本のポーズを見せてくれたりするでしょう。
基本的なポーズが多く、難しいポーズはほとんどありません。
体が硬い人や運動経験がない人でもできる簡単なポーズが多いです。
ゆっくりとした動きで、休息も多めにとられます。
ヨガ中級者クラスの特徴
初心者クラスよりポーズの種類が多いです。
基本のポーズができることを前提に、バリエーションを加えていきます。
筋力、柔軟性、バランス感覚が必要です。
インストラクターは、ポーズを詳細に説明し、見本を見せるよりは、受講者のポーズを見て回って修正するほうに多くの時間を使う傾向があります。
逆転のポーズのような難易度の高いポーズにチャレンジすることもあるでしょう。
ヨガ上級者クラスの特徴
運動量が増え、さらに筋力、バランス感覚、柔軟性を必要とするポーズが増えます。
難しいポーズは、正しくやらないとけがのリスクがあります。
自分の体をよく知り、自分の内側に意識を向けて練習に集中できることが必要です。
ポーズだけではなく、ヨガの考え方、哲学といった精神性も学んでいきます。
ヨガ初心者クラスはいつまで続けるべきか?
ヨガをはじめたばかりの頃は初心者クラスに参加すればいいのですが、いつになったら上のクラスに進むべきなのでしょうか。
ヨガ初心者クラスをいつまで続けるべきか、については、何か月とか何年といった時間での区切りはありません。
初心者クラスから中級レベルに進んでもいいかな、と思える基準については、以下の3点が考えられます。
- ヨガを習慣化できている
- 基本のポーズを覚えている
- 呼吸がきちんとできる
それぞれをもう少し詳しく説明します。
ヨガを習慣化できている
少なくとも週に1回のペースで続けられていることです。
スタジオでのレッスンに定期的に通いましょう。
自宅でも基本のポーズをとってみる、瞑想してみるなど、ヨガが日常の一部になっていれば習慣化できているといえます。
基本のポーズを覚えている
ヨガには繰り返し練習する基本のポーズがあります。
初心者クラスで基本のポーズをたくさん練習すると、体がポーズを覚えます。
説明を聞いたり、見本を見せてもらったりしなくても、ポーズの名前を聞いただけで自然と体が動くようになっていれば、基本のポーズを覚えたといえるでしょう。
形を覚えているだけでなく、正しい姿勢を意識してポーズをとれることも必要です。
呼吸がきちんとできる
呼吸もヨガの基本的な要素のひとつです。
動きに合わせて呼吸をするタイミングがつかめるようになる必要があります。
初心者クラスで基本のポーズを練習するときに、呼吸にも意識を向けられているでしょうか。
きついと感じることなく深い呼吸をしながらポーズをキープできるようになっていれば大丈夫です。
呼吸法もどんな種類があるかを知っていることが望ましいです。
以上の3点を満たしていると判断したならば、中級クラスに挑戦してみてください。
はじめはきついかもしれませんが、全くついていけないということはないでしょう。
初心者クラスに慣れてきたと感じたら、ためしに中級クラスに参加してみてレベルを知るのもひとつの方法です。
難しいと思ったら、また初心者クラスに戻って練習を続ければよいだけです。
ヨガ初心者が知っておいたほうがいいことは?
ヨガ初心者が知っておいた方がよいことを3つご紹介します。
- ヨガの基本要素
- ヨガにはたくさん種類がある
- ヨガの心構え
ヨガの基本要素
ヨガの基本要素は、ポーズ、呼吸、瞑想です。
ヨガは、心と体の調和を目的としています。
ポーズ、呼吸、瞑想の3つの要素は、それぞれが独立しているわけではなく、つながっています。
呼吸に合わせてポーズをとり、体を動かしながら瞑想状態になることが理想です。
どうしてもポーズに意識が行きがちですが、呼吸と瞑想も重要なヨガの基本要素であることを知っておきましょう。
ヨガはたくさん種類がある
ヨガにはいろいろな種類があります。
レベル別にわかれていることが多いので、初心者は、初心者クラス、ビギナークラスとなっているクラスに参加すれば問題ありません。
ですが、ヨガは種類によって内容が違うことを知っておきましょう。
初心者クラスで行われることが多いのは、運動量が少ないハタヨガ、陰ヨガなどです。
もちろん、ハタヨガでもポーズの種類や難易度で中級・上級のクラスが設定されていることがあります。
中級・上級クラスでは、アシュタンガヨガ、ヴィンヤサヨガなど、運動量が多く難易度の高いヨガが多いです。
この他にもアイアンガーヨガ、クリバルヨガ、シヴァナンダヨガなど、たくさんの種類のヨガがあります。
それぞれに重視するポイントが違うので、ためしにいろいろやってみてもいいでしょう。
最初にためしたクラスで楽しめなかったとしても、違う種類のヨガで自分に合うものがあるかもしれません。
ヨガの心構え
ヨガ初心者は、インストラクターの指示がうまく理解できなかったり、まわりの参加者ができていることができなかったりして、気後れしてしまうこともあるでしょう。
しかし、きれいなポーズができないことはまったく恥ずかしくありません。
グループレッスンであっても、ヨガの練習はひとりで行うものです。
周りと自分を比べないようにしましょう。
多くのポーズを知っていること、難易度の高いポーズができることが上達ではありません。
周りを気にせず、自分の練習に集中できるようになることを目指す必要があります。
自分のペースでできることをやればよいという心構えを持っていてください。
まとめ
ヨガの初心者・中級者・上級者クラスの違いは、運動量とポーズの種類・難易度によって分かれていることが多いです。
初心者が中級クラスをとる目安となる基準は3点です。
- ヨガを習慣化できている
- 基本のポーズを覚えている
- 呼吸がきちんとできる
ヨガ初心者が知っておいた方がよいことを3つご紹介しました。
- ヨガの基本要素
- ヨガはたくさん種類がある
- ヨガの心構え
ヨガは、これができたら初心者を卒業できる、といった基準はありません。
ある程度慣れてきて、もっとチャレンジしてみたいと思えば、難しいクラスに挑戦して大丈夫です。
心配ならインストラクターに確認してみるとよいでしょう。
上を目指さなければいけないというものでもないので、初心者クラスで満足しているならそのまま初心者クラスを続けてもいいのです。
中級クラスをとりながら、時々は初心者クラスで基本を学びなおすこともできます。
自分が楽しんでできることを最優先にして、自由にヨガを続けていただきたいです。