子供にヨガをやらせよう!子供がヨガをやる効果は?何歳から始められる?

ヨガ人口が増えた昨今、子供の習い事にヨガをお考えの人も増えているのではないでしょうか。

キッズヨガのクラスを設けているヨガスタジオも増えてきましたよね。

子供にヨガを習わせるとどんな効果・メリットがあるのか、何歳から始めたらいいのか、そんな疑問にお答えするため、キッズヨガについて詳しく解説します。

子供がヨガをやる効果・メリットとは?(キッズヨガの効果)

キッズヨガとは、子供のためのヨガです。

呼吸に合わせて体を動かしポーズをとったり、瞑想したりするのがヨガです。

キッズヨガでも基本的には同じことをしますが、キッズヨガは、遊びの要素を取り入れて、子供たちが楽しみながらできるよう工夫して行うことが必要です。

そのため、通常は大人のレッスンよりも短時間で行う、子供たちにわかりやすいようにポーズの名前を変えるなどの工夫がなされるのが特徴です。

大人向けのヨガには、次の3点の効果があります。

  • 血行促進
  • 筋力や柔軟性の向上
  • リラックス効果

キッズヨガの効果はどうでしょうか?

キッズヨガの効果を見ていきましょう。

キッズヨガの効果 ①運動能力の向上

子供たちは、キッズヨガで運動能力を向上できます。

現代の子供、とくに都市部で生活する子供たちは、外で遊ぶ機会が少なくなっています。

安全性の問題や、学力重視の教育方針で子供たちが体を動かす機会は減っているようです。

その結果、子供の体力の低下が問題になっています。

心身ともに健康な生活を送るためには、体力が欠かせません。

子供の成長・発達のためにも、体力をつけて運動能力を向上することは重要です。

ヨガは、全身の筋肉を使う運動です。

日常生活ではあまり使わないような筋肉も動かすことで、運動能力が強化されます。

ヨガの強度が上がっていけば筋力やバランス感覚は向上していくでしょう。

柔軟性も向上し、正しいストレッチができるようになることでけがをしにくくなります。

キッズヨガの効果 ②姿勢の改善

キッズヨガをすると、子供の姿勢がよくなります。

現代の子供たちは、インターネットの普及でパソコンやスマホに慣れ親しんでおり、前のめりの縮こまった姿勢になりがちです。

そのうえ、運動の機会が減っているので、良い姿勢を保つのに必要な筋肉が十分でなく、姿勢が悪い状態のまま成長してしまいかねません。

ヨガは、良い姿勢を保つのに必要な腹筋や背筋を鍛え、縮こまった筋肉を伸ばしていくことができます。

その結果、姿勢が改善されるでしょう。

キッズヨガの効果 ③免疫力の強化

キッズヨガで体を動かし、体力がつくと、免疫力を強化できます。

運動不足で体力がないと、風邪などの病気にもかかりやすくなってしまうでしょう。

ヨガでは、筋力を強化し運動不足を解消できます。

体力がついて免疫力が高まる結果、病気にかかりにい体を作ることができるのです。

キッズヨガの効果 ④集中力の向上

キッズヨガでは、子供の集中力を高めることができます。

ヨガでは呼吸を意識します。

深い呼吸ができるようになると、自律神経のバランスが整います。

呼吸を意識してリラックスした状態を作れるようになることで、集中力は高まります。

集中力は、ヨガだけでなく他のスポーツに取り組むうえでも、また勉強の際にも必要となってきます。

ヨガで集中力を高めることを学べば、他の場面に生かすことができるでしょう。

キッズヨガの効果 ⑤感情をコントロールできるようになる

キッズヨガをすると、感情のコントロールができるようになり、不安が低下するでしょう。

子供たちも日々、さまざまなストレスを抱えて生きています。

ヨガの呼吸でリラックスできるようになれば、否定的な感情がなくなり、自信や自尊感情が高まります。

ストレスが軽減したり、ストレスに強くなったりといった精神面への効果があるようです。

また、ヨガは今の自分を受け入れ、人と自分を比べないという考え方を基礎とします。

キッズヨガで子供のうちからこのような考え方を学ぶと、精神的に不安定になる時期を乗り越えるのに役立つでしょう。

 

ヨガは、単なる運動ではなく、精神面に働きかける面もあります。

キッズヨガをすることによって、子供たちは成長に必要な身体能力と、精神面の強さを身につけられるでしょう。

キッズヨガには、子供たちの成長・発達に役立つさまざまなメリットがあるといえます。

子供は何歳からヨガを始めていいの?(キッズヨガの年齢)

キッズヨガを始める年齢には特に決まりはありません。

キッズヨガを教えているヨガスタジオの年少のクラスは、3歳から5歳くらいの、幼稚園に通う年齢の子供たちを対象としています。

インストラクターの説明をきちんと聞くことができ、ひとりで体を動かせる年齢ということでしょう。

3歳以下の子どもを対象とするクラスもありますが、どちらかというと親を対象としたレッスンに子供も一緒に参加するという趣旨のクラスになっているようです。

子供にヨガを習わせる時の注意点は?

子供は心身ともに成長・発達の途中ですから、大人のヨガと同様にはできない、注意すべき点がいくつかあります。

キッズヨガでは、首やひざに負担がかかるポーズは避けるようにします。

たとえば、ヘッドスタンディングなどの逆転のポーズです。

子供の筋肉や関節はまだまだ未発達です。

とくに、幼稚園児などの年少の子どもたちにとって、首やひざはまだ弱い部分なので、過度の負担をかけるとけがをしてしまう危険があります。

また、キッズヨガでは子供たちがヨガの時間を楽しむことが重要です。

ポーズの練習はしますが、正確なポーズができるようになることが目的ではありません。

体を動かして身体感覚を養うことが目的です。

そのため、遊びの一環としてヨガに取り組めるような、レクリエーション要素をとりいれるといいでしょう。

呼吸法を学ぶといっても、大人にするような説明をしても子供は理解できないので、自然に呼吸法が身につくような方法が必要です。

キッズヨガのための動画や書籍なども多数出ているので、それらを見ながら自宅で子供と一緒にキッズヨガに挑戦するのもいいでしょう。

ですが、キッズヨガのクラスを設けているヨガスタジオがあるのならば、ヨガスタジオで習わせることをおすすめします。

キッズヨガのクラスを選ぶ際は、キッズヨガを学んだインストラクターがいることを確認しましょう。

キッズヨガには、大人向けのヨガとは違い、キッズヨガに特化したヨガインストラクターの資格があります。

子供にヨガを教える際には、子供の心身の発達状態を考慮し、また子供が楽しめるようなプログラムを作ることが求められるので、専門的な知識が必要です。

安全で楽しくヨガを習わせるために、インストラクターがいるキッズヨガクラスを選びましょう。

ヨガスタジオのクラスで習えば、他の子供たちと一緒に習うことになるので、子供にとって良い刺激になりますし、協調性も身につきます。

子供のヨガまとめ

キッズヨガとは、およそ3歳くらいからの子供を対象としたヨガです。

キッズヨガの効果・メリットは以下の5点です。

  • 運動能力の向上
  • 姿勢の改善
  • 免疫力の向上
  • 集中力の向上
  • 感情をコントロールできるようになる

子供にヨガを習わせるなら、専門知識を持ったインストラクターがいるヨガスタジオでキッズヨガのクラスに通わせるのがおすすめです。

 

ヨガは、子供の心身の発育によい影響をもたらします。

筋力をつけるだけでなく、ストレッチもできるし自律神経も整えられる、といったメリットは、他の運動にはないものといえるでしょう。

他の運動とあわせて取り組むこともできて、大人になっても長く続けられます。

キッズヨガは子供にとってメリットの多い習い事といえそうです。