生理中のヨガはおすすめ?禁止?生理中にヨガをする効果と注意するポーズとは?

女性ならではのお悩み、生理中の過ごし方。

ヨガとの付き合い方も悩ましいところですよね。

レッスン中に「生理の時は、逆転のポーズはお休みしてください」と言われることもあります。

実際のところどうなのか・・・今日は現役ヨガインストラクターが生理中のヨガの効果、注意するポーズなどを細かく解説していきます!

生理中にヨガはおすすめなの?禁止なの?

生理中のヨガは個人の生理の重さ、その日の体調をみながら行うのがポイントです。

生理中はゆっくりと体を休める時期にはうってつけです。

でも、ヨガを絶対やってはいけない!というわけではありません。

現役ヨガインストラクターも生理中でもヨガをしていますし、生理によるだるさやイライラを解消してくれるポーズもあります。

そもそも、生理はどういう状況かというと子宮内膜がはがれ落ちて体の外へ経血として出ている状態。

妊娠をしなければ1ヶ月に1回、10代前半から50歳くらいまで続くもの。

生理期は女性にとっては憂鬱なものですが、毎月来るならもっと快適に過ごしたいところです。

軽い生理痛でレッスンに参加した方でも、「ヨガで体を軽く動かしたら、体が温まって痛みが和らいだ」なんて声を聞きます。

自分の体調を見ながら、その日の自分にあったアーサナをセレクトして体をゆるめることで快適な生理期間を過ごすことが可能です。

逆に、生理中に控えるべきポーズもあるので後ほどご紹介していきますね。

まずは、生理中にヨガをやる効果やメリットから・・・

生理中にヨガをやる効果、メリットとは?

生理前から生理中の期間、普段は気にしないことが気になってイラついたり、悲しくなったりしたことはありませんか?

骨盤内の血液の流れが悪くなることで下腹部のだるさや、腰の痛みやむくみ、とにかく体が重だるいなど心身の不調の原因に繋がります。

生理中にヨガをやる効果やメリットは

  • ストレス解消
  • 血行促進
  • 体を温める
  • 生理痛を緩和
  • 生理によるむくみを解消
  • 下痢や便秘を解消

デリケートな時期にヨガをすることで嬉しいことはたくさんあります。

ヨガは毎日やっていると、その日の自分の心と体の状態を確認できるものです。

今回の生理で自分の体や心がどんな風になっているのかをみてみるのも良いでしょう。

いつも頑張っている自分を労る時間にしてあげてください。

そして、生理期間での過ごし方が次回の生理期間の心身の状態に影響を与えます。

自分の体や心の声を聞きながら無理しすぎずに生理期間を過ごすことで、次回の生理期間も穏やかに過ごすポイント。

さらに具体的に生理中にヨガを行うメリットをご紹介!

生理痛を和らげる

骨盤内の血流が悪くなることは生理痛の原因です。

少しの痛みで動けそうであれば、軽いストレッチや、楽にできるヨガのアサナをとって大きな血管が通る鼠蹊部や脇を伸ばすことで全身の血行促進させます。

全身の体液を巡らせることで、滞っていた骨盤内まで流れが良くなり生理ならではの下腹部や腰の痛みを和らげることができます。

腹式呼吸などでお腹を動かすことだけでもお腹が温まって、だるさもスッキリ!

ストレス解消

体が普段よりも重く、だるく、心までモヤモヤしてしまう生理期間。

ヨガでほどよく体を動かすことで、幸せホルモンというセロトニンが分泌されることでモヤモヤも晴れます。

やる気が出ないなーと思っていても、少し体を動かした方がエンジンがかかるもの。

ぜひそんな時には1ポーズ、キープしてみるだけでもストレス解消に繋がりますよ。

下痢を和らげる

生理といえば、腹痛やむくみなどの不調が代表的ですが、生理の時に下痢になることで悩んでいる方も意外に多いんですよね。

下痢は、生理中のホルモンバランスで交感神経が優位になることで起こりやすいんです。

滞った骨盤周辺の血流を促したり、冷えていたお腹を温めたり、硬くなった腸を動かすねじりのポーズを加えることでほどよくお腹を刺激して下痢を和らげます。

正し、これはやりすぎは禁物!悪化する原因になります。

気持ちの良い範囲で体を動かしていきましょ〜!

生理中のおすすめのポーズ

仰向けでベットに寝転がったままですぐできるポーズや、座ったままでできるポーズがおすすめです。

ワニのポーズ

  1. 仰向けでリラックス
  2. 両手を横に広げる
  3. 両足を立てて、持ち上げてすねを床と並行
  4. 吐く息で、両足を右に倒す
  5. 右手は右足の上に添え、左手は楽な位置へ広げる
  6. 顔も左に向けて呼吸を繰り返す
  7. (反対も同様)

赤ちゃんのポーズ

  1. 仰向けになる
  2. 両膝を両手で抱える
  3. おでこと膝を近づけて、さらに小さくなる
  4. 呼吸を繰り返す

おでこと膝を近づけることが難しければ、頭を下ろしたままでOK。

体の内側から再びエネルギーをチャージできるポーズです。

どれも簡単にできるポーズなのでぜひ取り入れてみてください。

生理中に禁止のヨガのポーズはある?

  • ねじりのポーズ
  • 逆転のポーズ

あくまで生理の重さは個人差があるため「絶対だめ」というわけではなく、控えた方が良いくらいで捉えてみましょう。

体を逆さにする逆転ポーズは、血が逆流するので控えましょうと言われています。

理由は、血液を体外に排出しようとしているところを、反対の向きになることで自然な流れを止めてしまうから。

自然の流れに逆らうというのは、体に優しくないですよね。

もう一つ、控えるべきポーズでねじりのポーズをあげていますが、おすすめのポーズでもねじりのポーズもお勧めしています。

ここでいう控えた方が良いねじりのポーズは、お腹が苦しいと感じる強さ・キープでのねじり。

お腹を圧迫しすぎると苦しくなるので心地のいい程度で呼吸と共に体を動かします。

また、生理中はいつものように大きく足を開いたり、踏み込んだり、お腹に力を入れたりし辛いですよね。

他にも

  • 高温多湿のホットヨガの環境
  • 激しい動作
  • 経血を逆流させること
  • 骨盤内の血流を悪くすること
  • お腹を強く刺激しすぎること

生理中のヨガはこれらに気をつけてみてください。

私はホットヨガでもインストラクターをしていますが、生理中でもレッスンを行なっています。

生理も毎度、感覚は違うのでその時の体調に合わせて自分が動くのを控えたりして調節しています。

程よい運動は心身ともに良いですが、やりすぎは血液が心臓や筋肉に行きすぎて、体調が悪くなる原因。

他にも、体を冷やしすぎず水分をとったりしながら、辛い・きついと感じる時は無理をしないことも大切です。

生理中は、血液と鉄分が不足する時期なので貧血になりやすいため、立ち上がる時の立ちくらみやめまいがするかもしれないので貧血気味の方は要注意。

ご自身の体の状態を見極めながらやってみてくださいね。

生理中のヨガまとめ

生理中のヨガは、個人の体調に合わせて行うことがおすすめです。

無理をせずに、いつものポーズのやさしいバージョンにしてみたり、ヨガブロックを使い補助を入れたりすると気持ちよく体を動かすことができます。

締め付けないウェアを着てゆったりと体を動かしましょう。

たくさん動きたくても、足を天井に向ける逆転のポーズや、腹部を強く刺激するねじりのポーズばかりやキープを長くするのは体に負担になるので控えることがおすすめ。

生理期間でどう過ごすかは、次の生理期間の自分の心身に影響を与えます。

生理が重いと感じる時は決して無理をせずゆっくりお休みしてくださいね。

どうしても何かしたい時はヨガの腹式呼吸をするだけでも良いかもしれません。

呼吸に意識を向けたり、瞑想するだけでもOK!

生理で憂鬱な時期もヨガを上手に取り入れて、快適に過ごしましょう♪

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