
ヨガをやってみたいけれど、体が硬いからできないと思っていませんか?
初心者で、ヨガは体が柔らかい人がやるもの、というイメージを持つ人は多いです。
でも、そんなことは全くありません。
体が硬い人がヨガをやるメリットを解説します。
目次
ヨガ初心者で体が硬い人でもヨガはできるの?
もし、初心者で体が硬いけれどヨガをやってみたい、でも写真などで見るようなヨガのポーズは体が硬いからできそうもない、と思っている人がいるなら、お伝えしたいことがあります。
ヨガを始めるのに体の柔らかさは必要ありません。
体が硬い人でも、ヨガはできます。
体が硬いからといってヨガに挑戦するのをためらっているとしたら、非常にもったいないです。
初心者で体が硬い人は、できないポーズがあったり、きれいなポーズにならなかったりするでしょう。
しかしヨガは、完璧な美しいポーズをとることが目的ではなく、自分の今の状態を知り、受け入れるという考えでやっていくことが大事です。
初心者で体が硬い人は、自分の体が硬いという状態をまず知って、できる範囲でポーズを練習すればよいだけです。
ヨガを続けていれば、少しずつ体が柔らかくなっていきます。
体が柔らかくなるのは、体にとってよいことです。
体の硬い人がヨガをやるメリットを5つご紹介します。
体が硬い人がヨガをやるメリット①運動不足を解消できる
体が硬いのは、運動不足などで筋肉を動かさずにいるせいで、関節の周りが硬くなり、関節を動かしにくくなってしまうことが原因です。
体が硬いと、血行が悪くなり、さまざまな体の不調につながります。
体が硬い人は、健康を保つために、運動する習慣をつける必要があります。
ヨガは、立ったり座ったりした状態で、あるいは寝た状態で、全身の筋肉を動かす運動です。
ストレッチの要素もあるので、続けていれば関節の可動域が広がって体は柔らかくなっていきます。
ヨガは自分のペースでできることをやればいいという考え方なので、初心者で体が硬い人でも取り組みやすく、楽しく運動不足を解消できるでしょう。
体が硬い人がヨガをやるメリット②血行がよくなる
体が硬い人で、肩こり、むくみ、冷え性に悩む人は多いかもしれません。
体が硬いということは、関節周りの筋肉が硬くなっていて、血行がよくない状態です。
血行がよくないと、肩こりやむくみ、冷え性といったさまざまな体の不調につながります。
ヨガにはストレッチの動きがあり、筋肉を柔らかくすることによって血行を促進する効果があります。
また、ヨガは筋肉を使うので、筋力がつきます。
全身に血を巡らせて血行の良い状態にするためには、ストレッチだけでなく筋力をつけることが必要なので、ヨガで筋力を強化することも血行促進に有効です。
体が硬い人で、肩こり、むくみ、冷え性などに悩んでいる人は、ヨガで血行促進すると悩みを解決できることでしょう。
体が硬い人がヨガをやるメリット③けが予防になる
体が硬い人は、関節の可動域が狭くなっています。
とくに股関節の可動域が狭くなっている人は、歩くときに足が十分に上がっていない可能性があります。
つまずきやすかったり、階段の上り下りがきつかったりするかもしれません。
その結果、ケガをしやすい状態になっているといえます。
ヨガにはストレッチの動きがあるので、関節周りの筋肉をほぐし、関節の可動域を広げることで関節の動きを改善できます。
また、ヨガは、関節の動きを内側から支えているインナーマッスルに働きかける運動です。
インナーマッスルは、体の内側にある筋肉ですが、インナーマッスルを鍛えると、関節の動きをしっかりと支えられるようになります。
ヨガは、ストレッチで関節の可動域を広げることと、関節の動きを支える筋力をつけることを同時に行う運動です。
そのため、効果的に関節の動きを改善できます。
関節の動きが改善されれば、けがをしにくくなるでしょう。
体が硬い人がヨガをやることで、けが予防になります。
体が硬い人がヨガをやるメリット④自己流のストレッチより効果がある
ヨガでストレッチ効果を得るのと、自分でストレッチするのは、違いがないようにも思えますよね。
でも、ストレッチで筋肉をほぐし、関節の可動域を広げて体を柔らかくしたいのであれば、正しい方法でやる必要があります。
自己流で適当にやっていても、効果が感じられない可能性が高く、また、けがをしてしまうことにもなりかねません。
ヨガは、呼吸に合わせて体を動かし、筋肉を伸ばしていきます。
実は、呼吸というのは適切なストレッチのためにとても重要な要素です。
呼吸が適切にできていないと、筋肉が緊張してしまうので、ストレッチをしているつもりでも関節周りの筋肉をゆるめることができません。
体が硬い人でも、呼吸に合わせてゆっくり筋肉を伸ばしていくと、筋肉がほぐれてポーズが深まっていきます。
また、自己流のストレッチでは、いきなり強度の高いストレッチをしてしまう、長時間伸ばしてしまうなど、やりすぎてしまう人が多いようです。
無理なストレッチは、筋肉を傷めてしまい、けがにつながるので危険です。
ヨガは呼吸とともに、少しずつ筋肉を伸ばしていきます。
ヨガのインストラクターは、できるところまで伸ばせばよく、痛いと感じたらそれ以上やらない、という指導をするはずです。
ヨガではポーズをとることよりも深く呼吸できることが重要なので、呼吸が浅くなってしまうようなら無理してやらないのが基本です。
股関節周りをストレッチするなら、正しい姿勢も重要です。
骨盤を立てた状態でストレッチしなければ、股関節周りの筋肉は伸ばせず、股関節は柔らかくなりません。
ヨガは正しい骨盤の位置を意識してストレッチするので、効果的に股関節を柔らかくすることができます。
ヨガで正しいストレッチの方法を学べば、初心者で体が硬くても、きちんと効果が出て健康な体作りができるでしょう。
体が硬い人がヨガをやるメリット⑤体の変化をすぐに感じられる
体が硬い人は、ヨガをやってもはじめのうちはちゃんとポーズができないかもしれません。
初心者にとっては、呼吸に合わせて体を動かしていくのも難しく感じることでしょう。
しかし、週に1回でも、3ヵ月ほど続けていれば、体の変化を感じられるはずです。
通常、ヨガでは毎回違う構成でいろいろなポーズをとりますが、定番のポーズは毎回のようにやります。
体が硬い人ほど、同じポーズをやったときに少しの変化でも違いがわかります。
以前は全くできなかったポーズができるようになったり、きつかったポーズが楽に感じられて深くできるようになったりすれば、もっと頑張ろうとやる気が出るに違いありません。
ヨガでストレッチすると血行がよくなるので、肩こりやむくみがやわらいだ、疲れにくくなったという体の変化も感じられるでしょう。
体が硬い人がヨガをやるメリットまとめ
体が硬い人がヨガをやる5つのメリットをまとめます。
- 運動不足を解消できる
- 血行がよくなる
- けが予防になる
- 自己流のストレッチより効果がある
- 体の変化をすぐに感じられる
体が硬い人は、ストレッチは痛いものというイメージを持っていることが多いです。
その結果、ストレッチ要素のあるヨガを敬遠する傾向にあります。
しかし、体を伸ばすのは気持ちがいいものです。
これまでご説明してきたように、健康な体作りのためにも重要です。
無理をせず、自分のペースでやることを心がけましょう。
ヨガなら、単なるストレッチだけではなく、筋力もつきますし、ストレス発散もできます。
ヨガで体を動かし、心も身体も健康になっていただきたいです。