ヨガでおならの悩みを解決!おならが止まらないことも?ガス抜きのポーズを紹介

おならは本来、体が排出しようとしているものなので、我慢せず、出した方がよいものです。

でも、おならがたくさん出てしまう、人前で出てしまう、というのは困りますよね。

おならは、腸内にたまったガスが体外に排出される現象です。

ヨガには、体内にたまった悪いものを外に出すデトックス効果があるので、腸内のガスを出すことができます。

おならがたくさん出てしまったり、人前で出てしまったりするのをなんとかしたい、こういった悩みをヨガで解決できるのか、解説します。

おならの悩みをヨガで解決できるの?

おならは、飲食などの際に口から飲み込んだ空気と、食べ物を消化する過程で生じたガスが合わさった気体です。この気体がおならとなって体外に排出されます。

おならの悩みの原因

おならが出ること自体は病気ではなく、誰にでも起きる生理現象であり、普通のことです。

しかし、回数が多かったり、人前で出てしまって困る、という悩みを抱える人もいるでしょう。

腸の働きが弱いと発生したガスをうまく排出できず、ガスをためこんでしまうことがあります。

おならが出やすくなっているのは、ガスを体内にためこんでいるためです。

ガスを体内にためこんでしまう原因は、主に5つ考えられます。

  1. イモ類や豆類といった、食物繊維を含む食品を多くとると、腸の中で分解される過程でガスが発生しやすいです。
  2. 早食いすると余分に空気を飲みこんでしまうので、ガスがたまりやすくなります。
  3. 便秘で腸内に便がたまっていると、便からガスが発生し、便とともに体内にたまります。
  4. 不安や緊張、もしくは過労といったストレスがあると空気を飲みこみやすくなるため、ガスがたまってしまうことがあるようです。
  5. 長時間座ったまま同じ姿勢でいたり、おなかの締めつけが強い衣服を着ていたりしておなかが圧迫された状態が続くと、腸の働きが阻害されてガスがたまってしまいます。

おならの悩みを解決するには

  • 食生活の改善

バランスの良い食生活を心がけ、早食いせずにゆっくりとよく噛んで食べるようにすると、腸内にガスがたまるのを防げます。

  • 運動で便秘を解消

便秘を解消して便が腸内にたまらないようにすれば、便から発生するガスが減り、おならも減らせると考えられます。

運動をして腸に刺激を与えると、腸の働きが改善されて便秘を解消できるでしょう。

また、腸の働きを高めて便通をよくするためには、腹筋を鍛えることも必要です。

  • ストレスをためない

リラックスしていると飲みこむ空気の量が減り、腸内にガスがたまりにくくなります。

ストレスを発散してガスをためこまないようにすることが必要です。

  • 長時間座ったまま同じ姿勢でいないようにする、締めつけのきつい服を着ない

デスクワークで座った状態が長くなる場合は、意識して時々体を動かすようにしましょう。

おなかを圧迫するような衣服を着ないようにすることも必要です。

ヨガでおならの悩みを解決するには

  • 運動不足の解消

便秘を改善することにもつながる運動不足の解消には、ヨガが適しています。

ヨガには、腸を刺激するポーズがあります。

腹筋を使うポーズもあり、筋力が強化できます。

ヨガは便秘を解消して腸内にガスがたまるのを防ぐのに最適の運動といえるでしょう。

  • ストレス発散

ヨガで深い呼吸を繰り返すと、副交感神経の働きが活発になり、リラックスできます。

そのため、ヨガはストレス発散に効果的な運動です。

ヨガでリラックスして、ストレスをためないようにすれば、腸内のガスもためこまないようにすることができます。

おなかにたまってしまったガスを出すためにも、ヨガは有効です。

呼吸で腸をリラックスさせ、腸を刺激するポーズでたまってしまったガスを出していきます。

おならの悩みにおすすめのガス抜きのポーズとは?

ヨガのポーズのなかには、「ガス抜きのポーズ」と呼ばれる、おなかの中のガスを出すためのポーズがあります。

腸を刺激することで、お腹にたまったガスが出やすくなるのです。

ヨガでガスを出すことによって、おなかにガスがたまった状態を改善し、おならの悩みを改善できるでしょう。

3つのポーズとそのやり方をご紹介します。

ガス抜きのポーズ①と②

ガス抜きのポーズ①

仰向けに寝て、右のひざをお腹にくっつけるように両手で抱えます。

吐く息でひざを胸に近づけていきましょう。

呼吸しながらしばらくポーズをキープします。

右側が終わったら、左も同様に行います。

ガス抜きのポーズ②

ガス抜きのポーズ①の状態で右ひざを両手で抱えたまま、ひざを左側に倒して体をねじります。

右手は手のひらを下にして肩の高さで右側に伸ばします。

顔は右側に向けてください。

呼吸しながらしばらくポーズをキープします。

終わったら左側も同様に行います。

ガス抜きのポーズ③

仰向けに寝て、両足をまげ、両手で抱えます。

吐く息で頭を起こし、ひざに近づけます。

呼吸しながらそのまましばらくポーズをキープしましょう。

ガス抜きのポーズのコツ

ガス抜きのポーズをするときは、足のつけ根をお腹にしっかりと押しつけるようにして、腸を刺激することを意識しましょう。

また、ヨガは呼吸とともにポーズを行いますが、ガス抜きのポーズでは、呼吸はとくに重要です。

腸がリラックスした状態の方が、ガスが出やすいからです。

深く、大きく呼吸すると、副交感神経が働き、リラックスした状態になります。

リラックスした状態でガス抜きのポーズを行うことで、効果が高まり、しっかりとガスを体外に出せるようになるでしょう。

ヨガ中におならが止まらないことも?

ガス抜きのポーズは、おなかにたまったガスを出すためのポーズなので、ガスがたまっていれば、このポーズの最中におならが出ることもあるでしょう。

きちんとポーズができているということですので、むしろおならが出るのはよいことだといえます。

ガス抜きのポーズ以外でも、ヨガをしているとお腹に力が入っておならが出ることがあります。

グループレッスンで周りに人がいると、恥ずかしいと感じてしまうかもしれません。

でも、恥ずかしいからといって我慢はしないようにしましょう。

ヨガは、体の中から悪いものを輩出するデトックス効果があるので、ヨガの最中におなかにたまったガスが出るのは自然なことです。

おならが止まらないとしたら、それだけガスがたまっていたということになります。

おならを我慢することは体に良くありません。

きちんとガスを出したほうがいいです。

ガス抜きのポーズは簡単なので、自宅でもできます。

スタジオのレッスンでおならが出てしまうのが恥ずかしいという人は、自宅でガス抜きのポーズをやってみましょう。

スタジオのレッスンでヨガをするなら、ヨガ前はイモ類や豆類といった食物繊維の多い食べ物を避けると、ヨガ中におならが出るのを防げます。

ヨガとおならの悩みまとめ

ヨガのガス抜きのポーズは、腸内にたまったガスを出すためのポーズです。

腸を刺激することでガスを出し、日常生活でおならが出てしまうのを防ぎます。

ガス抜きのポーズだけでなく、ヨガで腹筋を鍛えて便秘を解消したり、呼吸や瞑想でリラックスしたりすると、ガスがたまらない体を作ることができます。

おなかにガスがたまっていると、おなかの張りや痛みを感じることもあり、不快なものです。

ヨガ中のおならは、毒素を排出するデトックスです。

気にせずに出してしまって、おならがたくさん出て困る、人前でおならが出てしまうといったおならの悩みを解決しましょう。

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